下書きの多すぎる人生
※ この記事は閉ざされたままのアドベントカレンダーの窓です。
Twitterの下書きをSimplenoteに残す
iPoneのTwitterアプリに下書きが多すぎるせいなのか、フォルダを開くのに時間がかかるようになり、いつからか時系列順にも並ばなくなってしまったので、ついさっきの書きかけを見つけるのにも苦心する有様で、最近はSimplenoteに残すようになった。
その下書きを何度か見直して誤字脱字を確認し、細かく語順を入れ替え、小さな声で読み上げて響きを確認する。断片的に目に触れるものなので、なるべく1つのツイートの中で意味が完結するようにしておきたい。連続してツイートをする場合にはHootsuiteでスケジュール投稿をセットする。
気持ちが悪いほどの《ていねいな暮らし》。しかし、気持ちが悪い生き方しかしてこなかったではないか。
心のホームページ
誰もアウトプットする必要はない。
耳を澄ます用意が無いものたちの「出して!もっと出して!」という苛立たしげな叫びに耳をかたむける必要はない。
インターネットの時代なのだから、それは必ず届く。
下書きフォルダに忘れられたメール、手帳の余白の書きかけのメモ、自信なく呑み込まれた告白、握ろうとして空を掴んだ右手、ためらいがちにふるえつづける筆先。
まだ現れていない言葉が世界にざわめいている。いや、轟いている。
インターネットの時代なのだから、誰も知らないプロトコルをたどって、きっと届く。
WWW(ワールド・ワイド・ウェブ)の一丁目一番地、君の心のホームページにたどり着くんだ。